お父さんの試練 by本多
ポケベル、PHS、携帯と新しいコミュニケーションツールが普及し、他人と繋がり易い世の中になりました。
SNSやtwitterなどwebを通じたコミュニケーションも活発に行われています。
例に漏れず私もその恩恵を受けていますが、不便な時代を知っているからこそ便利さに感謝します。
不便な時代を知らない世代には当たり前の事です。
若い人たちは、同級生の女の子の自宅に電話してお父さんが出た時の絶望感を経験していません。
好きなときに好きな人と話ができるのは良い事ですが、お父さんの試練を味わって電話の「マナー」を知ったものです。
「もしもし、○○さんいますか?」
「誰だ!?娘に何の用だ!?」
「同級生の本多ですが(^。^;)」
こういう気まずい会話を経て、先に自分の名前と関係を名乗らないとマズイ・・・と学習します。
この経験は多分私の世代ぐらいまででしょう。
若い世代はお父さんとの気まずい会話をする事無く、好きなときに好きなだけ会話を楽しんでいます。
煩わしい関わりを避けて、気の合う人とだけ話をする。
それでいいのでしょうか?